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雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい。

体は社会人、心は自由人。三十路間近のネコ好き。日記や日々考えたこと、社会問題、ときどきサッカー。

【感想・書評】贖罪(湊かなえ):悩みを抱えたまま大人になった少女たちの苦悩

湊かなえさんの「贖罪」を読みました。 湊かなえさんのかなり初期の作品になります。 デビュー作である「告白」、後味が悪い「少女」に続く3作目となる本作品。 初期の作品ながら真実が小出しにされていくことで次が気になり、一気に読ませる力がありました…

【感想・書評】境遇(湊かなえ):イヤミスでもなく、ほっこりでもなく

今回は湊かなえさんの「境遇」の感想を書いていきます。 本作品は、テレビドラマ化を前提に書き下ろされた作品とのことです。 今回も極力ネタバレはなしにしてあります。 あらすじ 中途半端な作品 「境遇」の力 まとめ 以上、本日もあめおど管理人がお送りい…

【感想・書評】Nのために(湊かなえ):想いが立体交差する切なさと美しさ

湊かなえさんのドラマ化もされた「Nのために」の感想をネタバレなしで書いていきます。 個人的には湊かなえさんの作品の中で一番のおすすめです。 あらすじ 想いの立体交差 愛=罪の共有 まとめ 以上、本日もあめおど管理人がお送りいたしました。 あらすじ …

【感想】山女日記(湊かなえ):心に背負った荷物との付き合い方

湊かなえさんの「山女日記」を読みました。 これも「望郷」と同じく、短編小説が集まったもので、これまたミステリーではありませんでした。 山女日記 作者: 湊かなえ 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2014/07/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1…

【感想・書評】少女(湊かなえ):前作よりも後味の悪さがパワーアップ

こんな人におすすめの作品です。 湊かなえさんの本はだいたい読んだ人 2人の少女が何かするところを読みたい人 イヤミスマニア 湊かなえさんの作品はミステリーと言いながらミステリーじゃないことが多いです。 別にそれが良いとか悪いとかではないんですが…

【感想・書評】告白(湊かなえ):イヤミスの原点を知りたいならこれ!

こんな人におすすめの作品です。 湊かなえさんが気になっているけど、どれを読めばいいか分からない人 「教師は聖職だ」という意見に違和感を持っている人 ちょっと違った小説を読みたい人 告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1) 作者: 湊かなえ 出版社/メーカ…

【感想】葉桜の季節に君を想うということ(歌野晶午):ミステリー好きなら避けられない作品

こんな人におすすめ! 叙述トリックの小説を読みたい人 ミステリー好きだけど、「警察や探偵が殺人事件の捜査をする」っていうのに飽きてきた人 悪徳商法を懲らしめてやりたいと思っている人 見事に作者に騙されました! 叙述トリックのお手本のような作品で…

【感想】村上式シンプル仕事術(厳しい時代を生き抜く14の原理原則):すべての社会人に読んでほしい名著

ビジネス本の名著と呼ばざるを得ない。人間としての幹が太くなる作品です。 村上式シンプル仕事術―厳しい時代を生き抜く14の原理原則 作者: 村上憲郎 出版社/メーカー: ダイヤモンド社 発売日: 2009/10/02 メディア: 単行本 購入: 12人 クリック: 67回 この…

【感想】望郷(湊かなえ):心のトゲが抜けていきます

島という閉鎖的な空間の中で紡がれた6つのストーリー。 瀬戸内海にある「白綱島」という島を舞台にした短編集です。 湊かなえさんらしくない本作品ですが、すごく良かったです。おすすめの作品。 望郷 作者: 湊かなえ 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 20…

【感想】カッコウの卵は誰のもの(東野圭吾)

今回はガリレオシリーズでおなじみの東野圭吾さんの「カッコウの卵は誰のもの」を読んだ感想を書いていきます。 カッコウの卵は誰のもの (光文社文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 光文社 発売日: 2013/02/13 メディア: 文庫 購入: 2人 クリック: 3回 …

【感想】その女アレックス(ピエールルメートル):どんでん返しが体験したいならぜひ!

少し前に話題になっていた「その女アレックス」を紹介します。この作品は 週刊文春ミステリーベスト10の2014年(海外部門)第1位 ミステリが読みたい2015年版(海外部門)第1位 という非常に評価された作品の1つです。 僕も書店に平積みになっているところ…

【感想】容疑者Xの献身(東野圭吾):本当の愛の形が見られる作品

東野さんのガリレオシリーズ、映画化もされた「容疑者Xの献身」を今更ながら読みました。 容疑者Xの献身 (文春文庫) 作者: 東野圭吾 出版社/メーカー: 文藝春秋 発売日: 2008/08/05 メディア: 文庫 購入: 36人 クリック: 219回 この商品を含むブログ (685件)…

【感想】さよならドビュッシー(中山七里): スポ根好きにもおすすめなミステリー

中山七里さんはすごく文章そのものが好きな作家さんのひとりです。 ストーリーももちろん好きですが、それを抜きにしても、描写だけでも楽しめます。 そんな中山さんのデビュー作品、「さよならドビュッシー」を紹介します。 さよならドビュッシー (宝島社文…

【感想】白ゆき姫殺人事件(湊かなえ):設定の緻密さが秀逸な作品

僕は湊かなえさんを「ヒトというものを裏表なく、たんたんと描写する」人だと考えています。これまでには「告白」、「Nのために」を読みました。 今回は、そんな彼女の作品、「白ゆき姫殺人事件」を読んでみました。 白ゆき姫殺人事件 (集英社文庫) 作者: …

【感想】色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(村上春樹)

日本を代表する作家である村上春樹さんの「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読みました。村上春樹さんの作品はノルウェイの森だけ読んで、それが合わなかったため、他の作品には手を出してきませんでしたが、タイトルが気になったので、ついつ…

【感想】わたしを離さないで(カズオ・イシグロ):絶望の中で人はどう生きていくのか

カズオ・イシグロの集大成とも表現される本作、「わたしを離さないで」を紹介します。この小説はGARNET CROWの「JUDY」という曲のモチーフになったということで手に取りました。 とにかく「切ない小説が読みたい!」という人におすすめしたい作品です。 わた…