「講義は中学レベル」の大学の被害者は誰か
昨日ぐらいにこんなニュースがありました。
「同意」で入試の合否が決まるとかはちょっと笑っちゃいますけど。
そうはいっても「中学生レベルの授業だ」と指摘された大学はどうすればいいんでしょうか。
中学生レベルの授業を行うにはそれだけの理由(中学生レベルから始める必要のある学生の存在)があるんだろうし、学生からしてみれば、そのレベルで大学は入学を認めてくれてるんだから、それ以上に勉強しようってなかなか思えないですよね。
そりゃあ、先々の夢がはっきりしていて、受験を最終ゴールとしないで走っている人もいるにはいますが、それってけっこうごく一部ですよね?
受験生の大半(個人的な感覚だと9割ぐらい)は大学受験をいったんの目標として、志望大学に合格するために勉強しているんだろうし、そこでのハードルの設け方しだいだと思うんです。
最近もCMでやっていますが、「3教科受験してもらうけど、あなたの得意な2教科で決めるわよ!」みたいな大学に入るのに、入ることを目的としたら2教科だけをがんばるのが相手を見極めた戦略だし、部活動やってたり、高校生も勉強だけに時間を使えないってなると、そういう戦略もやむなしに思えるけどな。
文部科学省がどこまで口を出せるかは分からないけど、入試の範囲とか難易度にも条件をつけられるようにしたらいいのに。
「センター試験は総合で6割以上取れないと、大学入学できない」とか。
6割以上だと低すぎず、高すぎず、いい感じじゃないですか?
あ、でも、最近は「1点を争う試験からの脱却」かなんかで推薦入試とかに傾いてるんだっけ?世の流れは。
入試、というか、大きく見たら小学校から大学までの教育をもっと一連の流れで捉えて、総合的に戦略を考えて取り組んでいく必要があると思うんだけどな。
結局、勉強にしろなんにしろ、「やれよ!」って言ってやれば苦労しないですもんね。いかにやる気にさせるかっていうのも大事だし、大学に入る段階では「AO入試!」「人物重視!」「部活動やってた人間優先!」とか言いながら、大学入ったら入ったで「学力低すぎる!」「英語の論文今から訳して。え?こんなのも訳せない?」「君らは複素平面も学んでないのかね」とか言われても、学生もかわいそうってもんですよ。
だからといって、すぐに困る日本ではない、っていうのがまた困ったもんですね。
今日もまとまりないですがこんなところでーす。でわでわー。