新入社員に教える際に気を付けるべき3つの点
まだまだ気温は安定せず、朝晩は寒く、コートが手放せない日が続いていますが、桜もちらほら咲き始めているようで、春が近づいている足音が聞こえてきます。
4月がもうすぐやってきます。多くの職場で新入社員を迎えることになります。
毎年毎年、「今年の新入社員はこういうタイプだ!」というのをどこかが発表していますが、今年は「消せるボールペン」だそうです。柔軟な姿勢はあるけど、熱血的な指導に弱いとかなんとか。結局は、どこの職場も入社してきた目の前にいる新入社員を指導することになるので、一般的にそうまとめてしまうことに意味があるかは疑問ですが。
さて、いろんなところで新入社員への指導の仕方というのが語られています。ネット、書籍、ブログ、雑誌などなど。
僕自身、大学時代(と卒業してからも)部活の後輩にいろいろ教えてきましたし、社会人になってからも何人かの新入社員を指導してきました。その経験から、指導の際に気を付けるべき点を3つにまとめましたので、紹介します。
「大丈夫?」ではなく、「どこが分からなかったか?」と聞く
何かを説明した後、「大丈夫?」、「分かった?」と聞いてしまうと、「大丈夫か大丈夫じゃないか」、「分かったか分かってないか」の選択肢も相手に委ねることになってしまいます。
そういうとき、「大丈夫じゃないって言うと怒られるかな」とか「こんなぐらいで分かってないって言ったら失望されるかな」とか考えてしまう子も少なからずいます。ですので、そこから選択肢を委ねてしまうのは得策ではありません。
「僕の説明ですべて分かるわけではないだろうし、僕の説明自体、まずかったところもあるかもしれない」という気持ちを持ち、「分からなかったところがある」ということを前提にしてあげると、相手も質問がしやすくなります。
「5回までは同じことを聞いてもいい」と言っておく
「分からなかったら何回でも聞いていいよ」と言う人は多いと思います。「何回でも」っていうのを文字通り受け取ると確かに何回でも聞いていいんですが(それこそ10回でも100回でも)実際に3回目、4回目にもなると躊躇してしまいます。「また同じことを聞くのか、と思われたらどうしよう」と考えてしまう新入社員もいるでしょう。
「何回でも」という優しさによる発言が、逆にそこをあいまいにしてしまって、躊躇させてしまうということです。
こういうときは回数を区切ってあげて「5回までは同じことを聞いていいよ」と言ってあげると、3回目や4回目の質問をするときも「先輩も5回まではいいよって言ってくれたしな」と考えることができ、質問をしてもらいやすくなります。
成長したくない人はいない
言い換えると、最初からやる気のない人もいないですし、会社に貢献したくない人もいません。程度の差はあれ、新入社員は誰でも仕事を覚えたいと思っています。
覚えられないのは、環境に慣れていないとか、仕事に慣れていないとか、もしくはちょっと向いていない分野があるとかが原因であって、やる気がないからではありません。
何回も同じことを聞いてくるからといって「やる気があるの?」って言ってしまうのは、人によっては心に傷が残ることになります。
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まとめ
僕のつたない経験からではありますが、新入社員へ指導する際に気を付けることを紹介させていただきました。
新しく入ってくる人は緊張でいっぱいなんだと思います。分からないことだらけで、電話の取次ぎも最初はできないかもしれません。
ただ、誠意を持って育てれば必ず成長してくれると思います。
ぜひぜひ、参考にしてみてください。
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