吾輩は、年度替わり特有の雰囲気が好きである
人間は誰しも安定を求めたがります。僕も例外ではなく、安定した収入がほしいですし、安定した友達もいてほしいし、安定した仕事をしていたいです。ハプニングは起きるより起きないほうがいいです。
でも、安定ばかりだと人生退屈しちゃうんですよね。
毎日同じ電車に乗って、同じ職場で同じ仕事をし、同じ時間に同じような昼食を食べ、同じ時間に仕事を終え(当然、残業という悲しいイベントもありますが)、同じ電車に乗って帰り、お風呂に入って寝る。
望んだものを手に入れた途端、それにがっかりするというのも贅沢といえば贅沢なことですね。でも、同じことの繰り返しで飽きてしまうことも事実。その感情は否定しようがありません。
そうやって考えると、新入社員、転勤、異動、出向といったイベントはそういうルーチンと化した日常に風穴を開ける効果があるんだと思います。
新入社員が入ってくると一見、僕たちの仕事は増えてしまいますが、教えることもまた教える側の刺激になりますし、成長を見るのもすごく楽しいことです。
「地位が人を作る」ということをこの記事で触れさせてもらいましたが、「ちょっと先輩になるには頼りないなあ」と感じてしまうような子も、後輩ができて教える立場になればしっかり先輩らしく振る舞うことができます。
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また、4月特有の、希望に満ちた雰囲気も好きなんです。日本全体がマンネリ化した日常から解き放たれた様子で、桃色の桜も祝福しているように感じてしまいます。
この雰囲気は長くは続かず、桜が散るころには現実に戻ってしまうんですが、だからこそ、この時期のこの雰囲気に愛着が湧くのかもしれません。
また5月になれば、日常が戻ってきて5月病を患ってしまうことになるのでしょうが、今だけはそんな先のことを考えず、この刺激を楽しみたいですね。