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雨の中、傘をささずに踊る人間がいてもいい。

体は社会人、心は自由人。三十路間近のネコ好き。日記や日々考えたこと、社会問題、ときどきサッカー。

「わたしを離さないで」がドラマになるにあたって

先日も書評としてブログにアップしたカズオ・イシグロさんの小説、「わたしを離さないで」

これがドラマ化されるようです。

11月には発表されていたみたいですが、今日まで全然知らなかったです。

 


[新番組]ドラマ史上かつてない「秘密」…1/15(金)『わたしを離さないで』 スポット第2弾【TBS】

 

ちなみに、この小説は舞台化や映画化、楽曲化(GARNET CROWのJUDYという曲です)もされており、映画についてはイタリア旅行の飛行機の中で見ました(笑)

楽しい楽しい旅行には合わない映画ではありましたが、ずっと見たいなって思ってたので、ついついボタンを押してしまいました。

 

さて、この物語はネタバレを聞いちゃうと面白さが半減してしまうので、あらすじや核心には触れないようにしますが、どこまでどう描くのかなーっていうのがすごく楽しみなドラマです。

原作については、主人公キャシーの独白形式で物語は進んでいきます。

そこに描かれているのは事実そのものではなく、キャシーというフィルターを通した「世界」です。

確かにこの作品にはとても重いメッセージが込められているのですが、それをキャシーという、自分の感情をあまり外に出さない語り手を通すことで、最後の最後までそう感じさせない作品でした。

そして、それは2時間という時間制約のある映画にも忠実に反映されていました。

物語には起伏がつきもので、「ここで盛り上げるぞー!」とか「ここで泣いてくれないかなー」ということを考えて作品を作るんだろうなって思うんですが、「わたしを離さないで」の映画ver.については、あくまでも感情を押し殺したキャシーの独白をもとに作られていて(小説を忠実に再現することに重きを置かれており)、逆に2時間という時間制約によって、原作が表現しようとしたことが映画でもできていたと感じています。

 

今回は全10話ということなので、おそらく小説や映画とは違った雰囲気になるのでしょう。不安がないわけではないですが、どちらかというと楽しみのほうが上回っています

 

さて、TBSのサイトには出演者の方々のメッセージも載っていました。印象に残ったのは(ちなみに、主演は綾瀬はるかさんです!)

三浦春間さんの

原作を読み終えたとき、‘生きる事は常に欲求だ’と伝えられた気がしました。そしてその欲求は、残酷で生々しく、とても美しいことだと僕は感じました。

水川あさみさんの

絶望に満ちた話でなかなか感情がザラつき心が重たくなりますが、残酷な中に描かれる希望というものはより一層輝かしく美しく目にうつるなと思いました。

 

という部分。特に水川さんは「ゴーストライター」での演技を見て好きになった女優さんなので、今回も難しい役柄ではありますが、非常に楽しみにしています♪

 

とにかく、1月からの楽しみもできたことですし、良い年末が過ごせそうです。

 

↓原作小説の書評もぜひご覧になってください↓