【お題】ふつうに良かった映画(取り違えの2作品)
今週のお題「ふつうに良かった映画」
「ふつうにってどういう意味なんじゃーい」
とツッコミを入れるのがはてなクオリティーな気がする今日このごろです。
では、僕のふつうに良かった映画を紹介します。
伊坂さん原作、濱田岳さん主演の「ポテチ」です。
映画の雰囲気、濱田岳さんのキャラクターなどによってそこまで重い雰囲気はないんですが、テーマは真正面から捉えるとすごーく重いです。
ネタバレをさくっとすると、赤ん坊の取り違えが起こってしまい、取り違えられた片方がプロ野球の大スターになってしまい、もう片方が濱田岳が演じる主役になっております。その「取り違え」というのをポテチのコンソメ味とうすしお味を使って軽妙に表現しています。
濱田岳さんが今の両親を愛しているからこそ、自分と取り違えられた大スターと比較してしまい、両親に対して罪悪感のようなものを感じてしまいます。
実際、自分がこんな状況に置かれたらどう思うだろう、ということが想像できないほど大変なことだなって思います。
少し状況は違いますが、こちらも取り違えられた作品で、ふつうに良かった映画です。
「ポテチ」とは違いますが、火事をきっかけに背格好が似ている従姉妹と取り違えられるというストーリーです。「さよならドビュッシー」の場合は、生き残ったほうが死んでしまったほうと間違われ、生き残ったほうの人生を歩まなければなりません。
これはこれで「ポテチ」よりも大変なのかな。「いつかバレる」っていう恐怖と戦いながら、自分が自分でないという感情とも戦い、気が狂ってしまいそうです。
さて、「ポテチ」のほうがより軽く、「さよならドビュッシー」のほうがより感動的に見れると思います。
両方とも、僕があまり期待せずに見ておもしろかったーっていう意味で、ふつうに良かった映画として紹介しました。
今日はこんなところでーす。でわでわー。