手書きの履歴書って恋人へのラブレターみたい
と感じているのは僕だけですかね。
就職活動のときの履歴書について、手書きのほうがいいかパソコンで作ったほうがいいかっていうのは昔から議論がありましたが、また最近ヤフーの意識調査でも話題になっていますね。
ホリエモンさんとかは効率を考えるとパソコン一択って感じで、実際の採用担当者は手書きのほうが好感が持てると言っています。
採用担当者に取材すると、ほぼすべて、「手書きの方がいい」との回答で揃いました。理由は、「人となりがわかるし熱意もわかる」「一般職だと字の丁寧さは大事なのでかなり見る。書類・礼状などを書く機会も多いし、そのためにも手書きでないとダメ」「PC作成でも手書きでも内容が大事。ただ、手書きで殴り書きだと、どうしても入社への思い入れがその程度か、と考え込んでしまう」「字はうまくなくても丁寧かどうかは見ている。履歴書ではなく、会社説明会アンケートでも、丁寧に書ける学生は、その後の選考でも結果論としては高い評価を受ける学生が多い」など。
履歴書手書き論争、実際のところPC作成とどちらが有利なの? 大学ジャーナリスト・石渡嶺司 | THE PAGE(ザ・ページ)
外国は手書きの履歴書なんて使っていないって聞いたことありますし、バイトの履歴書をパソコンで作ったからっていって、それで落ちるってこともない気がします。気がしますってだけなので、心配な人は手書きにしてください。
確かに、効率的に物事を進めるのであればパソコン一択です。経歴なんかはコピペして使いまわせるし、同じ業種であれば志望動機すらコピペしちゃうでしょう。
一方、手書きのほうが気持ちが良いのも事実です。
例えば、ラブレターを書くとき、パソコンで書く人ってなかなかいないと思うんですよね。いたらなんかおもしろいですが。
だいたいの人がラブレターっていったら手書きを思い浮かべますし、そう考えるとやっぱり誠意を見せるとき、自分の思いを伝えたいときって、自然と書き手も手書きを選ぶのかなって。
で、なんで日本だけが手書き信仰なのかなーって考えてみると、「転職を前提としない、終身雇用が当たり前だったから」っていう仮説を思いつきました。
つまり、大学卒業時に入社した会社で定年まで過ごすっていう世の中においては、入社っていうのは会社と結婚することに近かったんじゃないかと。会社が重婚しまくりなのは置いといて。
そうすると、「いかに自分が優れた能力を持っているか」も当然重要ですが、熱意や思いといったものも会社としては大事になるのではないかな。愛社心、ではないですが、そういった文字の契約には表れてこないものも求められていたんじゃないかと。
そうすると、採用試験の面接官はそういう熱意のようなものも審査基準の一つに設けているかもしれません。
数年で辞めてしまうアルバイトなんかを想像すると、手書きでもパソコンでも差はなさそうですが、正社員として転職をしない前提で働くような場合は手書きのほうがいいかもしれません。
▼参考にさせていただいたサイト
新規顧客を獲得するために効果的な手紙でのアプローチ | U-NOTE【ユーノート】
大事な場面で気持ちを伝えたいときは、手書きにすると、よく伝わる。 | モテる人になる30の方法 | HappyLifeStyle