電車の席で降りる素振りを見せたのに座り続ける人っていますよね?
僕は去年の4月からおよそ30分の電車通勤をしています。高校時代や大学時代は自転車の距離だったんですが、唯一浪人をしているときだけは予備校まで1時間ぐらい、電車に揺られて通学していました。
なので、毎日電車に揺られて一日が始まる生活はそのとき以来となります。
はてさて、毎日電車に乗るとなると、いろんなことを分析してしまいますね。
- この車両は乗ったときは空いてるけど、2駅先でいっぱい乗ってくる
- ここは改札から遠いけど、比較的空いてる
- 右側のドアは目的の駅までは絶対に開かない
といった感じの分析を繰り返し、5月ぐらいからは決まった場所で乗り降りしています。特に3つ目の「目的の駅まで開かない側のドアにもたれる」というのが僕にとってはすごく大事で、立ったままでもずっともたれていられるので、小説なんかも落ち着いて読むことができます。
ちなみに乗り降りしている場所は、降りる駅では目の前に階段があるところで、それもまた僕にとっては非常に重要です。
通勤時間帯の駅の階段って人混みに巻き込まれるとすごいことになるじゃないですか。息もできないぐらいわちゃわちゃってなるときもあります。そういうときはなかなか人混みも前に進んでいかないんだよね。
階段は一段飛ばしが基本のせっかちな僕としてはその状況に耐えられないわけで。ということで、いつも降りる駅でドアが開いたらすぐに階段を駆け上がっていきます。
話は変わりますが、電車に乗るようになって、気になっていることが2つあります。
①イヤホンから音漏れしている人って、自分ではうるさくないの?
いますよね?シャカシャカ音を鳴らしている人。それはそれでちびっと不快なんですが、それよりも疑問なのは「聴いている自分はうるさくないの?」ってこと。
周りにあれだけ音が漏れているんだから、耳元ではすごい大音量なんだろうなって思うんです。そんだけ大きな音でないと聞こえないのか、はたまたイヤホンの性能上、音漏れしやすいのか。
②フェイントで立つふりをする座っている人
僕は通勤時に座ることは最初から諦めている人間です。期待して座れないとショックも大きいですし、だからといって血眼になって席の争奪戦に参加するほど執着もしておらず。
それでも、駅が近づいてきたらなんとなく座っている人たちのほうを見ちゃうんです。「立つ人いないかなー」って。
分かりますよね?次の駅で降りる人って。網棚に上げた荷物を降ろしたり、読んでいた小説やスマホをカバンにしまったり、背筋を伸ばして立ち上がる体勢になったり。
でも、なぜかそういう素振りを見せつつ降りずに座ったままな人に出会うこともしばしば。その人の手のひらの上で遊ばれたようで、悔しい思いを抱いてしまいます。
ぎゃふん。
「降りる駅の直前で眠くなって寝過ごしてしまえ!」
「定期入れるのにもたついて舌打ちされろ!」
「北口と南口、間違えてしまえ!」
ということを心の中で思ったり思わなかったり。
それでも僕は明日も降りる素振りを見せる人を探しているでしょう。
やっぱりできれば座りたい。